かじたま
暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
マダム
という人もいらっしゃるかもしれませんが、実は家に居ながら熱中症になる人も多いんですよー!
とくに、高齢者ではかくれ脱水の人が多く「気付かぬうちに脱水状態となり、熱中症になってしまった…」というのもよくある話なので、こまめな水分補給が大切になります。
そこで、今回は高齢者に多いかくれ脱水についてのお話と水分補給を嫌がる家族への対応策についてお話させていただこうと思います!
- かくれ脱水について知りたい
- 家族が水分を摂ってくれなくて困っている
- 認知症の家族がいる
という人におすすめの内容になっているので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
かじたま
目次
かくれ脱水ってなに?
かくれ脱水とは、脱水症の一歩手前の状態のことをいいます。
脱水症の症状(頭痛、めまい、けいれんなど)が現れる前の段階なので自覚しにくく、暑い季節はかくれ脱水に気付かず熱中症になってしまうこともあるんです!
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かくれ脱水になる原因は?
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身体の中の水分は排泄物だけではなく、皮膚や呼気、粘膜などからも自然に排出されているので、成人では1日あたり1,500~2,500mlの水分が無意識のうちに体内から失われています。
そのため、かくれ脱水を予防するためには、失われる水分(1,500~2,500ml)を食事や飲料から補給し、水分の排出量と摂取量のバランスをとる必要があるのです。
参考 発表します!「かくれ脱水」発見法(高齢者用)教えて!「かくれ脱水」委員会かくれ脱水の可能性がある人は?
- 皮膚が乾燥している
- 足のむくみが気になっている
- 口の中がねばつく
- のどが渇く
- 尿の色が濃く、量が減った
など、上記のような状態が続いている人は脱水症をおこしている可能性があるので、一度かかりつけ医を受診することをおすすめします!
また、株式会社大塚製薬工場などの有名企業団体が支援しているwebサイト【教えて!「かくれ脱水」委員会】では、65歳以上の高齢者を対象とした『隠れ脱水チェック』を実施しているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
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水分補給におすすめのタイミングは?
基本的にはのどが渇いたタイミングでこまめに水分補給すれば問題はありませんが、小さな子どもや高齢者は自分が脱水状態にあることに気付きにくいのものです。
こまめに水分補給の声掛けをし、かくれ脱水にならないようにサポートしてあげましょう♪
かじたま
以下に水分補給するおすすめのタイミングをまとめてみたので、小さな子どもや高齢者と一緒に暮らしている人は参考にしてみてくださいね♪
コップ1杯を150mlとすると、図のタイミングで8回水分補給すれば、1日で1,200ml摂取することができます。
かくれ脱水を予防するためには1,500ml以上の水分摂取が必要ですが、食事にも水分は含まれているので1,200ml飲むことができれば、とりあえず安心ですよ♪
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水分補給を嫌がる高齢者への対応策
高齢者には水分を積極的に摂っている人もいれば、飲むこと自体を嫌がる人もいます。
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ここからは、水分補給を嫌がる人への対応策として、水分補給を嫌がる理由と飲んでもらうためのコツをご紹介していきますね!
水分補給を嫌がる理由
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- トイレが近くなるのが嫌
- 味が好みではない
トイレが近くなるのが嫌というのはイメージしやすいと思いますが、実は飲み物の味が好みじゃないので「あまり飲みたくない」という人も多かったりします。
私がデイサービスに勤務していたころ「どうやったらご利用者に水分を摂ってもらえるか?」を職員同士で考え、対応策として「茶葉を良いものに変えてみよう!」と決めたことがありました。
後日、ご利用者には何も伝えずにお茶をお出ししたところ、
ご利用者
とおかわりをされる人が続出!(笑)
まさか、茶葉のグレードを少し上げるだけでこんなに反響があると思いませんでしたが、家族の水分補給が思うようにできなくて困っているという人は、ぜひ1度試してみてくださいね♪
かじたま
- 朝食時:緑茶
- 昼食時:麦茶
- 入浴後:ポカリスエット
- 夕食時:ほうじ茶
など、水分補給のタイミングに合わせて、ご家族の好みの味をいくつか用意してみるのもおすすめです。
ちなみに私の祖父母も含め、ポカリスエットは高齢者に人気なので、水分補給を嫌がる人にも飲んでもらえる可能性大ですよ♪
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飲んでもらえないときの対応策
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1日に必要な水分量を目に見えるようにすることで、水分補給を意識してもらえるようになります。
認知症の家族への対応策は?
かじたま
そこで、私がおすすめするのは「小さめのコップでこまめに水分を提供し、飲んでもらえるような声掛けをする」という方法です!
毎回飲む量を記録するのは面倒なので、こちらも専用のペットボトルを用意し、そこから提供するようにすると楽ですよ~。
ただし、ここまで読んでくださった方の多くは、
マダム
と思われるでしょうし、実際にその通りです…。
かじたま
そのなかでも、私が最も成功率が高いと感じたのはご利用者と「一緒にお茶を飲む」という方法です!
かじたま
100%成功する訳ではありませんが、お互いにギスギスすることもないので、気軽に試してもらえると嬉しいです♪
▼お時間があればこちらの記事もどうぞ♪
【家族介護】認知症の祖母に対して私が後悔し続けている3つのこと
こまめな水分補給でかくれ脱水を予防しよう!
水分補給は季節を問わず、私たちには欠かせないものです。
高齢者はのどの渇きを感じにくかったり、水分補給を嫌がる人も多いので、「かくれ脱水」を予防するためには一緒に過ごしている人の対応が重要になってきます。
かと言って、無理強いしてしまうとご家族の拒否感は高まる一方なので、できることを少しずつやっていくようにしてくださいね♪
かじたま
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